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むくみ(浮腫み)・
足のむくみ

むくみ(浮腫み)・
足のむくみとは

むくみ(浮腫み)・足のむくみとはむくみとは、血液中の水分が血管外に漏れ出し、皮膚や皮膚の下に異常な水分が溜まった状態です。特に足にむくみが起こりやすいのは、心臓から遠く重力の影響を受けるためです。
ふくらはぎの筋肉は血液を心臓に戻すポンプの役割を果たしますが、運動不足で動かさないと血液が足に溜まり、むくみが生じます。一時的なむくみは通常心配ありませんが、慢性化すると疾患が原因の可能性があるため、受診が必要です。
むくみが続く方や気になる方は、大阪市北区のゲートウェイクリニック大阪梅田へご相談ください。

足のむくみチェック方法

足の脛を指の腹で5秒間押し、指を離した時に皮膚が10秒以上へこんだままであれば、むくみと判断されます(通常はすぐに元に戻ります)。むくみは一般的に夕方以降に悪化するため、朝と夜の2回チェックすることをおすすめします。

むくみと合わせてこのような症状はありませんか?

むくみと合わせてこのような症状はありませんか?
  • 手足が冷たい
  • 頭痛が多い
  • 疲れやすく倦怠感がある
  • 足が痺れることがある
  • 足がむくんで重い
  • 肩こり、首の痛みがある
  • 手や足にむくみがある
  • めまい、立ちくらみがある
  • 頻尿 など

このような生活習慣に
該当しませんか?

このような生活習慣に該当しませんか?
  • デスクワークや立ち仕事など同じ姿勢で過ごしている
  • 運動不足が続いている
  • ストレスが溜まりやすい
  • 疲れても休めないことが続いている
  • 脂っこいものが好きでよく食べる
  • 甘いものが好きでよく食べる
  • 食事の時間が不規則である
  • 食事を抜くことがある
  • お酒が好きでよく飲む など

むくみの原因

むくみには、生活習慣が原因のものと、病気によって引き起こされるものがあります。

むくみの原因となる生活習慣

心臓の異常や疾患が動悸と息切れを引き起こすことがあります。心筋梗塞、狭心症、心不全、弁膜症、心膜炎、拡張型心筋症、不整脈などが考えられます。

同じ姿勢を長時間続ける

立ち仕事やデスクワークなどで長時間同じ姿勢を続けると、ふくらはぎの動きが減り、筋肉のポンプ機能が低下して血液が心臓に戻りにくくなります。この結果、むくみが生じ、放置すると下肢静脈瘤のリスクが高まります。

運動不足

運動不足によりふくらはぎの筋力が低下すると、筋肉のポンプ機能が衰え、足の血液を心臓に戻す能力が悪化します。これにより血液がうっ滞し、むくみが生じます。

ダイエット

過度なダイエットによりタンパク質やビタミン、ミネラルが不足すると、足の筋肉が衰え筋力が低下し、血行が悪化してむくみが生じます。

塩分の過剰摂取

人間の体には体内の塩分濃度を一定に保つ働きがあるため、塩分を多く摂取するとその濃度を下げるために水分を溜め込みます。この水分が血管の外にしみ出てむくみを引き起こします。

ビタミン・ミネラル・
タンパク質の不足

カリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラルや、ビタミンB1、ビタミンE、タンパク質が不足すると、むくみが生じやすくなります。

アルコールの過剰摂取

アルコールを過剰に摂取すると、身体の水分が失われ血液の濃度が上がります。その結果、濃度を下げるために血管内に水分が取り込まれ、この水分がむくみを引き起こします。

体温調整の不足

エアコンなどの温度変化が少ない環境で長時間過ごすと、自律神経の働きが鈍り、水分の代謝が滞るため、むくみが生じることがあります。

冷え

冷えの主な原因は血行不良で、これにより老廃物や余分な水分が排出されにくくなることでむくみが生じます。

女性特有のむくみ

女性は筋肉量が少ないため、足のむくみが起こりやすい傾向があります。また、ホルモンの影響も大きく、妊娠中は血液中の水分が増加し、約30%の女性がむくみを感じると報告されています。さらに、生理前には黄体ホルモンが増加し、余分な水分が溜まりやすくなるため、むくみが生じやすくなります。

病気によって発生するむくみ

数日間むくみが続く場合、病気が原因である可能性があります。むくみが長引いたり、指で押した後のへこみが戻りにくかったり、コブや細い血管が見える場合は、お早めに当院へご相談ください。

病気によって発生するむくみ
  • 1日中むくみが続く
  • むくみが何日も引かない
  • 足の血管がコブのように浮き出ている
  • 急に体重が増えた
  • むくみに加え、だるさや痛みがある
  • まぶたがむくむ
  • 尿がうまく出ない、量が少ない、回数が減った
  • 坂道や階段で息切れする
  • 疲れやすくなった など

上記のような症状があった場合、緊急に治療が必要な病気(心不全など)の可能性もありますので、お早めに当院を受診してください。

心臓によるむくみ

心臓に障害があるとポンプ機能が低下し、血行が悪化してむくみが生じます。これは「心不全」と呼ばれる危険な状態であり、早急な受診が必要です。

肝臓や腎臓

肝臓や腎臓に障害があると、血液の水分調整が適切に行われなくなります。血液検査でアルブミンというタンパク質の量を調べることで、この状態を確認できます。

リンパ浮腫

リンパ液の流れが何らかの原因で滞ることでむくみが発生します。主な原因は、がん治療後の手術によるリンパ節の切除や放射線治療で、特に大腸がん、子宮がん、乳がんの手術後に見られます。発症は手術直後や、数年後に突然起こることもあります。
原因が不明な場合は特発性リンパ浮腫と呼ばれます。リンパ浮腫は自然に治癒することはなく、急性リンパ管炎や蜂窩織炎を併発するリスクがありますので、適切な管理が必要です。

下肢静脈瘤

ふくらはぎのポンプ機能を助けるため、足の静脈には逆流を防ぐ弁があります。この弁が壊れると、血液が逆流し、足に溜まることがむくみの原因となります。

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深部静脈血栓症
(エコノミークラス症候群)

長時間の飛行機やバスでの移動、寝たきり状態などで同じ姿勢を続けると、足の静脈に血栓ができて血液が滞り、むくみが発生することがあります。「エコノミークラス症候群」の予防策としては、積極的な水分摂取、ふくらはぎの筋肉をこまめに動かすこと、足を圧迫する弾性ストッキングの着用が有効です。

すぐにむくみを解消する
対策・食べ物

水分摂取

水分摂取水分を摂取して排泄することで、むくみを解消し、血液やリンパ液の流れを改善できます。これは最も簡単な方法の1つです。デスクワークをしている方は意外と水分補給が不足しがちですので、喉の渇きを感じる前にこまめに水分を摂り、適度にトイレに行くことが大切です。

ふくらはぎを使った運動

ふくらはぎの筋肉は、下肢の血液を心臓へ戻すポンプ機能を果たしています。仕事中でも、かかとの上げ下げなどの運動を行い、筋肉を刺激しましょう。また、日常的に適度な運動をしてふくらはぎの筋肉を鍛えることも重要です。

膝裏のマッサージ

膝の裏側にはリンパ管が多く集まっています。片膝を立てた状態で、指の腹を使って膝の裏を押し、「イタ気持ちいい」と感じる程度で30秒ほどキープするマッサージを毎日続けましょう。

むくみが取れる師要素を摂取

むくみ解消に効果的な食べ物を意識的に摂取しましょう。特に以下の栄養素を含む食品がおすすめです。

カリウム

カリウムは細胞内外の水分量を適切に調整します。以下の食べ物は、できるだけ生で摂取することをおすすめします。加熱調理(煮る・茹でる)をすると、カリウムが流れ出てしまうためです。

  • 海藻
  • 果物
  • 芋類
  • 豆類
  • 肉類
  • 魚介類 など

ビタミン

脚気の原因となるビタミンB1に加え、ビタミンB2とB6も意識的に摂取しましょう。これにより、身体の生理機能が整い、むくみの解消が期待できます。

ビタミンB1を豊富に含む食べ物
  • 肉類
  • 魚類
  • 豆類
  • 玄米、
  • ライ麦パン
  • ごま
  • ナッツ など
ビタミンB2を豊富に含む食べ物
  • 肉類
  • 魚介
  • チーズ・ヨーグルト
  • 卵類
  • 穀類 など
ビタミンB6を豊富に含む食べ物
  • 肉類(特に牛・豚・鶏のレバー)
  • 魚介類(特にマグロ・カツオ) など

タンパク質

タンパク質は摂取後、水分を引き付ける性質を持つアルブミンへと変化するので、むくみの解消が期待できます。

  • 肉類
  • 魚介類乳製品
  • 卵類
  • 大豆製品 など

一過性・慢性的なむくみ症状でお困りの方は当院まで

一過性・慢性的なむくみ症状でお困りの方は当院まで当院では、むくみの原因となる心臓病や腎臓病、下肢静脈瘤などの疾患に対して、まずその治療を優先します。その後、利尿剤などを用いた薬物療法や弾性ストッキングによる圧迫療法を行います。また、ご自宅で継続できるマッサージやストレッチの指導も行い、必要に応じて生活習慣の改善アドバイスも行っております。むくみでお悩みの方は、ゲートウェイクリニック大阪梅田にご相談ください。